2024年度 B年 年間第17主日: ひとつの希望にあずかる

主に結ばれて囚人となっているわたしは、あなたがたに勧めます。

神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、いっさい高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。

愛をもって互いに忍耐し、和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。

体は一つ、霊は一つです。
それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。

主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。
(エフェソの信徒への手紙 4・1–6 )

お元気ですか。ご無事ですか。

しぇるりんです。(^ ^)

何やら時代の流れは急速に変わりつつあります。

きのうおとといあたりに流れたニュースの話は、数日後には「話が違うぞ！」になっています。

経済的にも、かなり厳しくなって来ました。しぇるりん家ではいろいろ手作りですが、食材高騰のため「残りもの」は発生しません。

御多分にもれず、当家にも残るようなものを買う経済的余力はありません。生鮮品にはすべて購入日を貼っておき、フードロスゼロを目指しています。

ひとつの信仰を守って生きられる、希望のともしびを灯しつづけるために、私たちにできることがあります。

サレジオ会の故長澤師は「わたしたちが現代のカクレ・キリシタンになってはならない」と言われました。

まったくその通りで、キリスト者として一つの主に結ばれ、ひとつの洗礼で結ばれている者として、ひとつの信仰を生きる…というあたりまえを主張した方がいいとしぇるりんは思います。

冠婚葬祭に関わる宗教団体や施設の、信徒の経済的能力が一定限度以下になった時、日本では「八百万の神」という同調圧で、物心両面の負担を他の思想信条の人に求めて来た中世～近代の苦い歴史があります。

主が言われる「柔和で、寛容の心」は、思想信条の違う人に同等の人権とみ恵みを認めることであり、キリスト者が一方的に同調圧に屈することではないと思います。

違いと多様性への尊重は、時に気持ちの上でも角が立ちがちです。欧州生まれの女性イスラム教徒が、敢えてヒジャブなどを着用するのも「キリスト教文化をベースにするあまり宗教的でない人々」のなかで適応するための手段の一つなのかも知れません。

逆に、フランスなど一部欧州国家では洗礼・初聖体・堅信などの秘跡を受ける若い人が増えています。

一方で、言葉の暴力で違いや多様性を否定する輩も増えました。

父と子と聖霊の招きに応えたいわたしたちは、何に希望を置いたらよいのでしょうか。

今回は「希望」をテーマに祈りましょう。

- 神から招かれたのですから

わたしたちはつい、自分が主なるお方を探し出したかのように錯覚しがちです。
　　　　
実際は主がわたしを見つけてくださり、忍耐強く招いて下さいます。

わたしたちはつい「神さまは、わたしが望むことや夢を実現してくれるべきだ！」と、「わたしが神さまにして欲しいこと」を決めつけます。

そして「わたしが望むことだけをしてください！」と、主のみ心を無視する祈りを押しつけがちです。

こうなると、「神から招かれたのですから…」という気持ちは、自分のなかから吹っ飛んでしまいます。

主はわたしたちそれぞれに対して、カスタマイズされたプランをお持ちです。

主が下さる十字架を全力で拒否すると、自分にピッタリ合った主のプランがあなたの、わたしの、他の誰かの心を開くことがありません。

それぞれの十字架をになう覚悟ができるまで、主は私たちを忍耐強く待っておられます。

主が愛をもってみ恵みを受け入れられるまで、待っておられるその忍耐強さに見習いたいものです。

- ひとつの希望にあずかる

「主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にある」というみことばは、私たちと主のつながりを示しています。

信仰と洗礼で、ひとつの主につながることで、ひとつの希望にあずかる…なんかステキな響きがありますね。

第一世代目の受洗者だと、一年ぐらい主日のミサとは別に通い、さまざまな試練を超えて信者になります。

幼児洗礼者はその点、何となく子どもの頃から教会に行き、何となく初聖体を受け、何となく堅信の秘跡を受けて…という感じでしょう。

「希望」の反対が「絶望」であるなら、愛の反対は「ねたみと無関心」です。人は、誰かを妬むと悪に囚われがちになります。

まるで「悪霊にとり憑かれたような悪の権化」のように見える人も、何らかの小さな妬み、見捨てられた感と少しばかりの病的な傾向がある一人の人間でしかないのかも知れません。

悪霊に憑かれたような人々が「類は友を呼ぶ」で集まるように、いつか希望を捨てない人々も主によってひと所に集められるでしょう。

希望を持ち続けて生きるのは、必ずしも楽なことではないはずです。

ウソと真実が少しずつ明確なコトバで語られるようになったこの時代に、希望を持って、新たな未来を目指しましょう。

たった今の現状はひとりの人間には変えられないかも知れません。

「すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます」

このみことばの通り、すべてのものを通して働き、すべてのものの内にある主の働きに希望を保ちつづけましょう。

絶望の悪に引かれないように…ね。　　

どうぞご自愛ください。

ご無事で。

7月28日(日・主・緑)年間第17主日　

第一朗読: 列王記下 4 ・42-44
答唱詩篇: 18⑤⑥⑦(詩篇145・10+11, 15+16, 17+18）

第二朗読: エフェソの信徒への手紙 4・1–6 

アレルヤ唱: 269(17B)(ルカ7・16)
福音朗読: ヨハネによる福音書6・1- 15

 カトリック中央協議会《教会暦と聖書朗読2024年B年》より引用しました。)

動画配信情報(7月27日深夜時点）：敬称ほぼ略

グーグル検索、ロイター社でもCOVID-19による「パンデミック情報・統計」の新規更新を終了しました。体調に不安のある方、高齢者と同居されている方で、教会共同体でのミサ聖祭の参加に不安がある場合は、動画ミサにご参加ください。詳細は、カトリック中央協議会の新型コロナ対策　をご参照ください。

カトリック東京大教区登録チャンネル: こちら　

「週刊大司教 第百七十七回 年間第十七主日」

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カトリック関口教会: こちら  

東京カテドラル ミサYouTube配信 チャンネル変更のおしらせ

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St.Ignatius Catholic Church, Tokyoカトリック麹町 聖イグナチオ教会チャンネル:こちら　

28/07/2024(日)18:30 イグナチアンユースデイ『テゼの祈り＆聖体賛美式』Ignatian Youth Day 2024, July 28, Eucharistic Adoration

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※Please register “St.Ignatius Catholic Church, Tokyoカトリック麹町 聖イグナチオ教会” for further information.　

 
Với những thông tin về các Thánh Lễ được phát trên YouTube sắp tới đây, xin vui lòng đăng ký vào trang của 『St.Ignatius Catholic Church, Tokyoカトリック麹町 聖イグナチオ教会』( Văn Phòng Nhà Thờ Thánh Inhaxio) 　
 

カトリック高円寺教会

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2024/07/28 09:30　主日ミサ配信（試行中）・カトリック高円寺教会【年間第17主日】

こちら

カトリック吉祥寺教会 青年会若葉

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カトリック吉祥寺教会は、大祝日などには入場者制限があるため青年会がライブ配信する、とのことです。

カトリック葛西教会チャンネル

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カトリック葛西教会／年間第17主日 ミサ・ライブ配信～2024年7月28日（日）10時

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江戸川区近辺の皆さま、カトリック葛西教会のミサ・ライブ配信を確認しました。

カトリック松原教会: こちら

※当日ご確認ください。

 
横浜教区(登録チャンネル名：@catholic_yamate) 

登録チャンネル：こちら　

※ミサライブ配信は復活祭(4月9日)で終了しました。今後は、感染状況を見て考えるとのことです。

※ Live streaming of the Holy Mass was terminated on the Easter Sunday.

カトリック末吉町教会
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※ライブ配信は当日ご確認ください。

横浜教区カトリック鍛冶ケ谷教会

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年間第17主日　ミサ　生配信　7月28日9:30～

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カトリック大船教会　

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年間第17主日　2024年7月28日
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カトリック平塚教会チャンネル登録：こちら　　

年間第17主日(7月28日 9:30～）
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カトリック新潟教区

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新潟教区宣教司牧方針

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 六甲カトリック教会チャンネル: こちら

※ミサライブは、当日ご確認ください。

カトリック広島教区「平和の使徒推進本部」Catholic Hiroshima Diocese　

広島教区ライブミサ配信は、カトリック幟町教会チャンネルさんが主体です。世界平和記念聖堂が、とても美しいです

カトリック幟町教会の登録チャンネル：こちら

Diocese of Fukuoka カトリック福岡司教区　

2024年7月28日 年間第17主日ミサ -日本語-
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京都 みんなで捧げるミサ

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年間第17主日　司式　北村善朗師（洛北ブロック担当司祭　京都司教区）

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カトリック名古屋教区- Nagoya Diocese

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カトリック安城教会(Kyokai AnjoTv)

※ ミサライブ配信は終了した模様です。

カトリック岐阜教会

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※ 当日ご確認ください。

カトリック岸和田教会michael　

• ※当日ご確認ください。 

カトリック仁川教会

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酒井俊弘司教

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イエス様についていく羊（子どもミサ説教）

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※当日ご確認ください。

カトリック鹿児島教区

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【2024】キリスト教伝来記念祭/聖母被昇天祭ミサ　8月15日16:50～

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The Wedding of Ryou Kanade and Alfrida in Kaizuka Catholic Church 13 July 2024
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永遠のいのちを信じます【カトリック入門・第165回】※レジュメ字幕付き

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カトリック教会の基本的な知識や霊性などについて、初心者の方でも分かりやすく、山内堅治神父がひも解いていきます。

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【インタビュー】祝・パウロ会初のベトナム人の終生誓願者が誕生したー！【神学生】

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聖パウロ修道会若葉修道院にてチャン・ゴー・グエン・ヴー神学生が終生誓願を宣立しました。(2024年3月2日)

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年間第17主日　　2024年７がつ２８にち　　説教
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カトリック神学・霊性フォーラム Come and See !: こちら　　

カトリック神父のつぶやき 「五つパンと魚二匹をささげた少年になることが世界を平和にする！」B年 年間第17主日 2024年7月28日

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日曜日、カトリックの教会でのミサで朗読される聖書を味わいます。B年 年間第17主日 2024年7月28日

今週のみことば

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2024 3 22 正義と平和協議会全国会議「大軍拡に反対する　真の平和は相互の信頼の上にしか構築できない」　木元茂夫さん　公開講演会

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軍備拡大が、福祉厚生のための予算をゴリゴリと削って行われている現状は、日本政府が日本人の最低限の生活にケンカを売っているようなものです。

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霊的読書（レクチオ・ディヴィナ）とは、聖書（主に福音書）などを音読し、その中の「ちょっと気になる一句」に心を留めて、祈りのうちに神さまを思い、その一句を通して神さまと語り合うことを指します。ブログ中の聖書の解釈に関する内容は、しぇるりん個人の感想です。聖句そのものと、地理、人間関係などの事実関係は、特別な記載がないものは、日本聖書協会2008年版≪新共同訳　新旧約聖書続編つき≫の解説部分に依拠しています。詳しくは、日本聖書協会発行の≪新共同訳　新約聖書≫≪新共同訳　聖書≫をご参照ください。なお、ミサの朗読福音は、カトリック中央協議会発行の《毎日のミサ》によります。

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