2024年度 B年 年間第15主日: 天地創造の前から愛する神
わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、
ほめたたえられますように。
神は、わたしたちをキリストにおいて、
天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。
天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、
御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、
キリストにおいてお選びになりました。
イエス・キリストによって神の子にしようと、
御心のままに前もってお定めになったのです。
神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。
わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。
(エフェソの信徒への手紙 1・3–8)
お元気ですか。ご無事ですか。
しぇるりんです(^^)
新型コロナ感染が、主に「元気なのが取り柄!」というタイプの方を中心に広まっているようす。
人混みや通勤電車内でのマスク着用、手指消毒、手洗いうがいなど、できることは続けた方が良さそうです。
めったに病気をしない人は、療養・服薬・痛みや苦しみへの耐性もなく、発熱や発症時の対応もよく知らないため、新型コロナ陽性だけど出勤・登校しては早退…ということもあるようです。
さて、年間第15主日のテーマは、「天地創造のまえから私たちを愛してくださる神」。
イエズスをつかわされた主は、旧約聖書にある主であり、弟子や使徒たちを遣わされた方であることが年間第15主日の朗読で読まれます。
主がそこにおられ、天地創造のずっと前から愛しておられると語りかけます。
あなたは、わたしは主の愛を感じているのでしょうか?
- 天のあらゆる霊的な祝福で満たされる主
いままで霊的な祝福を感じてきて思うのが、「実は霊的祝福に頼らず安定して暮らせる方が、現実的でラクチン」ということ。
しぇるりんも含めて多くの人が、霊的な祝福ではなく「目の前の祝福」を求めがちなのです。
特に戦争や災害で突然被災すると、「自分たちは何も悪いことをしていないのになぜ…?」という答えのない問いにハマりがちです。
わたしたちの主である神さまは、天罰を下す方ではありません。
むしろ、古代イスラエルの民を主の道へと導こうとする愛の源です。
古代遺跡からも戦争と軍隊の爪あとが発掘されるように、人間には原罪のあらわれである「妬み」から逃れづらいのです。
災厄に遭うと、自分の妬みを「天罰を下す神」に投影したくなるのは、わたしたち人間です。
出来る限り…であっても霊的な祝福のために主の居場所を自分のなかに作るなら、ちょっとだけ心に静けさが宿ります。
日本に住む私たちは、セカセカを駆けずり回るだけで必死です。
ほんとうにたった1分でも、主に向かって心を解き放つ時間はないのでしょうか。
ほんの1分でいいのです。何なら数分。
誰を妬むことなく過ごすのは、老若男女を問わずとても難しいことかも知れません。
妬みという悪を退ける、たった一つの合言葉は「みんな違って、みんな良い」です。
「すごいね!」「すばらしいね!」と相手の良さを見つけて、ほめましょう。自分の良さを見つけては伸ばしましょう。
厳しい資本主義に翻弄され、みなさん生活がとても厳しいと思います。米国では、航空会社のキャビンアテンダントが車中泊生活を余儀なくされており、労働組合が各地で賃上げ要求をしています。
正当な要求はせねばなりません。ですが、正当な要求が必要な時にいつでも満たされるわけじゃないです。そんな時、霊的な救いのみわざを見分ける目、素直に感謝する心が必要でしょう。
- 天地創造の前に神はわたしたちを愛して
主が「天地創造の前にわたしたちを愛して」いつくしみとみ恵みを与えてくださるというみことばは、信仰ある人の心に深く響きます。
主は、造られたもの=被造物をただ愛されただけじゃないのです。天地創造の前に、まず主の愛が実存します。
永遠の主の愛に、魂を委ねましょう。
使徒ペトロは、「わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました」と言われました。
人生、誰にでも辛さがあります。気楽で、楽しく、ストレスフリーでのどかな場はありません。
私たちには、すべてを変える力はありません。人間が悪を行うのも止められません。
それでも、主は天地創造のずっと前から、わたしたちを想像できないほど深く愛しておられるのです。
主の愛は、わたしたちの目に見えないところで働いています。
しぇるりんも以前は「どうして?」と、十字架を見上げては問いかけたものです。
最近は「なぁんだ。イエズスさま、そうだったの」と思うことが増えました。人間の考えにはおよばないところで、聖霊は働いておられると思えるようになりました。
そう思うと、悩んでもあまりくよくよせずに日々を過ごせます。
主の愛があれば、どうにかやっていける。そう思えば、少しだけ前を向けます。
しぇるりんも、このところぐったり疲れるようなことばかりで、辛い状態ではあります。
それでも出来ることは出来る限りしたい…その思いは変わりません。
主がともにおられるから。
暑くてグッタリする日々ですが、水分摂取に心がけてご自愛ください。
7月7日(日・主・緑)年間第15主日
第一朗読: アモス書 7 ・12-15
答唱詩篇: 81③④⑤(詩篇85・9,10+11, 12+13+14)
第二朗読: エフェソの信徒への手紙 1・3–14 △1・3-10
アレルヤ唱: 269(15B)(エフェソ1・17+18参照)
福音朗読: マルコによる福音書6・7- 13
カトリック中央協議会《教会暦と聖書朗読2024年B年》より引用しました。)
動画配信情報(7月14日時点早朝):敬称ほぼ略
グーグル検索、ロイター社でもCOVID-19による「パンデミック情報・統計」の新規更新を終了しました。体調に不安のある方、高齢者と同居されている方で、教会共同体でのミサ聖祭の参加に不安がある場合は、動画ミサにご参加ください。詳細は、カトリック中央協議会の新型コロナ対策 をご参照ください。
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「週刊大司教 第百七十五回 年間第十五主日」
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07/07/2024, Thánh lễ Chúa Nhật 14 Thường Niên Ngày 07 tháng 7 lúc 15h (ベトナム語)
Por favor regístrese “San Ignacio, Tokio, Centro Loyola.
カトリック高円寺教会
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2024/07/14 09:30 主日ミサ配信(試行中)・カトリック高円寺教会【年間第15主日】
こちら
カトリック吉祥寺教会 青年会若葉
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カトリック吉祥寺教会は、大祝日などには入場者制限があるため青年会がライブ配信する、とのことです。
カトリック葛西教会チャンネル
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カトリック葛西教会/年間第15主日 ミサ・ライブ配信~2024年7月14日(日)10時
江戸川区近辺の皆さま、カトリック葛西教会のミサ・ライブ配信を確認しました。
カトリック松原教会: こちら
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横浜教区(登録チャンネル名:@catholic_yamate)
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※ミサライブ配信は復活祭(4月9日)で終了しました。今後は、感染状況を見て考えるとのことです。
※ Live streaming of the Holy Mass was terminated on the Easter Sunday.
カトリック末吉町教会
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横浜教区カトリック鍛冶ケ谷教会
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年間第15主日 ミサ 生配信 7月14日9:30~
カトリック大船教会
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年間第15主日 2024年7月14日
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年間第15主日 (7月14日 9:30~)
カトリック新潟教区
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新潟教区宣教司牧方針
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※ミサライブは、当日ご確認ください。
カトリック広島教区「平和の使徒推進本部」Catholic Hiroshima Diocese
広島教区ライブミサ配信は、カトリック幟町教会チャンネルさんが主体です。世界平和記念聖堂が、とても美しいです
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Diocese of Fukuoka カトリック福岡司教区
年間第15主日 15th Sunday in Ordinary Time 2024 2024年7月14日)
京都 みんなで捧げるミサ
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年間第15主日 司式 北村善朗師(洛北ブロック担当司祭 京都司教区) 年間第16主日のミサの配信はお休みです。
カトリック名古屋教区- Nagoya Diocese
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(5)- 150周年日本の信徒発見
(3)まで来て分かったのが「演劇だった」こと。海外ではいまだ、日本の潜伏キリシタンについて日曜学校で教わります。
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死について【カトリック入門・第164回】※レジュメ字幕付き
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🐑【2024年7月の窓】🇨🇵FRANCE🇨🇵 フランスパリ🏢🎖オリンピック前の街並み🏙
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【日本語字幕つき】「朝鮮人を殺せ! 虐殺、その後100年 関東大震災」( 韓国 KBS 「追跡60分」2023年9月1日放送
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※YOUTUBEでのチャンネル登録者数や再生回数の増加、および操作回数とわたしの検索頻度により、ライブ&動画配信情報に時差が生じております。ご容赦ください。YOUTUBE配信とカトリック教会の宣教活動の関わり合いについて、新型コロナ禍が教えてくれたことを踏まえ、今後の方針を聖なるカトリック教会の意志の添い決めたいと思います。
霊的読書(レクチオ・ディヴィナ)とは、聖書(主に福音書)などを音読し、その中の「ちょっと気になる一句」に心を留めて、祈りのうちに神さまを思い、その一句を通して神さまと語り合うことを指します。ブログ中の聖書の解釈に関する内容は、しぇるりん個人の感想です。聖句そのものと、地理、人間関係などの事実関係は、特別な記載がないものは、日本聖書協会2008年版≪新共同訳 新旧約聖書続編つき≫の解説部分に依拠しています。詳しくは、日本聖書協会発行の≪新共同訳 新約聖書≫≪新共同訳 聖書≫をご参照ください。なお、ミサの朗読福音は、カトリック中央協議会発行の《毎日のミサ》によります。
モルモン教、ものみの塔(エホバの証人)、世界平和統一家庭連合(旧統一協会・世界平和統一神霊協会)、新天地イエス教証しの幕屋聖殿、Apostolic Catholic Church(カトリック使徒教会)は正統派のキリスト教ではありません。「カルト宗教」です。ご注意下さい。
「しぇるりん」になりすまし、他の方のブログにコメントを書き込む事例があるとのご指摘を受けました。私は他のブログに書き込みをしません。また「しぇるりん」を騙るニセブログもあるようですが、このブログの書き手とは別人です。ご注意下さい。
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