フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • ブログランキング


    人気ブログランキングへ
  • 日本ブログ村

« カトリック信徒は再婚できるの? | トップページ | カトリック教会の教えとネット婚活・恋愛を考える »

2018年10月26日 (金)

カトリック教会の教えと婚前交渉

お元気ですか。しぇるりんです。(^。^)

結婚前まで女性は処女、男性は童貞であるべき、だと語られていた時代がありました。

しかし現実のところ、過去にも現代でも、性に淡白であったり、「たまたま」結婚前までセックス経験が本当にない男女もいるでしょうし、「若くして経験豊富」という方もいるでしょう。

セクシャル・ハラスメントが初体験という方もいるでしょうし、堂々と恋愛「リア充しちゃいました」もいるでしょう。

「カトリック教会の教え」に従えば、「婚前交渉はよろしくない」が正しい「教え」でしょう。

しかし、「じゃあ、どこまでが婚前交渉ではなくて、どこからが婚前交渉か?」と日本のカトリック教会で「常識の線」を問われると、答えられる司祭はいないかも知れません。

欧米の古き良き伝統によれば「キスして、ハグして、戯れる」までなら「本人にプロポーズしたら承諾してくれるかの意思確認をした段階でOK」という感じでした。

その後、妻となる女性の父親にプロポーズをしても良いか訊ね、承諾をもらった時点で、妻の家で「結婚してください」と正式のプロポーズをします。この際、できれば結婚相手の家族以外に、後日、結婚式で証人となってくれる友人が3~4人いる方が確かでしょう。

正式のプロポーズ後に、男性は自分の家族に紹介し、結婚式まで妻となる女性の家を訪ねたり、男性も女性を新居に招いたりすることができます。

その間、婚前交渉があるかどうか…は人によりけりでしょう。純粋に政治的な思惑、経済的な思惑などで結婚する場合、婚前のセックスへの意欲がさほど湧かないかも知れません。

ちなみに、明らかに同居していて「事実婚」のカトリック信徒同士の結婚式には一定の審査や条件をクリアすることが求められます。

有名なのは、米国の歌手のマドンナがカトリック教会での婚姻を望んだ時、「既にいる子どもに洗礼の秘跡を授け、結婚する二人がゆるしの秘跡を受けること」を条件提示された、という逸話です。

お互いに好きな同士であれば、婚前にも大いに盛り上がる…ということもあるでしょう。だからと言って、同居していない状態であれば、婚前交渉があるかどうか…まで踏み込んで尋ねるカトリック司祭はいないと思います。

ただし、「婚前交渉後にできちゃった婚」する場合、その旨を婚姻の秘跡を申し込む際に司祭に正直に話さなければならない、と言うことをお若い方々は考えに入れておくべきでしょう。

古き懐かしき昭和時代の日本には「婚前交渉のA、B、C」なるものがありました。Aはキスしてハグだけで、Bはペッティングして戯れることができる、そしてCは性交渉に至る、という区分です。

昭和四十年代以降の基準で見合い婚なら、「婚前交渉はAとBまで」で、Cは「万一、妊娠しても子どもの出産時期的に親にバレないぐらいの婚前か、コンドーム使用」という感じでした。

21世紀の日本では、できちゃった婚でも親が喜んでくれる時代となりました。しかし、最近になり梅毒、クラミジア、B型およびC型肝炎、HIVなどの感染率が日本では上昇傾向にあります。これらの疾患は「過去の婚前交渉」だけではなく、過去の性暴力被害などが原因で無症状感染している場合もあります。

日本では保健所で無料検査を受けられるので、二人で一緒に性病検査を受けてから…ぐらいの話し合いができるぐらい親しくなる前の婚前交渉は避けた方が良いと思います。

万一、性暴力被害や痴漢行為被害による性疾患の感染などであれ、「過去のちょっとした過ち」であれ、互いにあまり深く過去を詮索しすぎないことをオススメします。

ちなみに、欧米の婚前交渉には「セックスすることと肉体関係の度合いで、結婚するか否かを決める」という考え方が、あまり一般的ではありません。

一方では「割り切りセックス」を求める人が多いけれど、「結婚」という社会的な関係を持つなら、心から愛すること、互いに理解し尊敬し合えること、意思疎通に不自由のないぐらいの教養水準があること、日常生活の維持に必要な能力を互いに備えていること…などの条件に対してはとてもシビアで現実的です。

ビジネスや技術関係者であれば、パートナーにパーティー開催や参加に積極的になれるほどのコミュニケーション能力を、農林漁業者であれば、田舎暮らしに必要なパワフルな肉体の持ち主で、なおかつ「愛する人と心から呼べる」ことを切に求める傾向は、欧米人に根強いです。

したがって、結婚はセックスして、子どもを授かった「授かり婚」的な考え方でするものではないし、「イエを守るための子孫が欲しい」という考え方の正当性を証明するためだけに結婚するものでもありません。

ただ、一般的にセックスレスであることが日常茶飯事であったり、長年連れ添った夫婦でも手つなぎ以上のことはしないカップルの多い日本と欧米人は違います。

欧米の方は一般的に愛が深まれば深まるほど、年相応にではあっても、夫婦やカップルは性生活を楽しむものだと自然に思っています。ハグやキスなどは、日常の習慣なのです。

相手の人柄や気持ちを愛しているからこそ身体で愛情表現する文化なので、日本人のように「見た目で性的な魅力が薄れるような体型になったら、『ヤル気が失せる』」などと言うことは、長年連れ添えるほどのおしどり夫婦であればあるほど「アリエナイ!」のです。

「夫婦生活大いに楽しもう!」の傾向がある欧米人は、「夜の営みの頻度や体の相性で話し合いで解決できるパートナー」であることを、婚姻前に確認したがる傾向があります。

88abc_1495_8966ab5a72a60273ad9ca936 婚前交渉の有無は、一生の間何らかのカタチで続くであろう夫婦の営みに対して、「あなたはどのように考えていますか」、「あなたのパートナーはどうあって欲しいと考えますか」に対して、考えが定かであるか、どうかで決めるべきだと、私は思います。

一生の間の夫婦関係に対して明確なイメージが持てない、または動画やアニメのように現実的な人間生活とはかけ離れたイメージしか持っていないのであれば、それは「婚前交渉」ではなく、単に「一回、ヤラせて!ヤリたい!」以上の欲望ではないでしょう。

「婚前交渉」と「何となくセックス」の違いは、長期的なパートナーシップへの思い入れや意欲の有無だと思います。

長期的なパートナーシップを望んで婚前交渉をしたつもりだったけど、若かった、考えが浅はかだった、考えが足りなかった、相手の人柄や心ばえを愛していたのではなく、外見上の「その年代相応の美しさ」を愛していた、愛したつもりだったのは「自分の中にある愛のイメージを相手に押し付けただけだった」などの理由で破綻することはよくあるでしょう。

また、時に「イエや資産を守るために結婚したけど、好きなのパートナーが別宅にいる」などという事例もあるでしょう。

カトリック教会の教えでは、「一夫一婦制」を大原則としています。婚前交渉がたとえあったとしても、一夫一婦制の原則に叶う関係を求めての行為だったのか、一夫一婦制を明らかに否定する「欲望を満たすための行為だったのか」は当事者がしっかりと見定めて行かねばなりません。

若い時には「つい勢いで…」、「何となくそんな雰囲気になって…」、「この人なら性欲を満たすための相手にしても断れないだろうと思って誘惑してみた」などということが、多々あると思います。

そんな欲望を満たすための性行為を「婚前交渉だと錯覚していた」ため、「騙された」などということもあると思います。

婚前交渉と欲望のためのセックスを勘違いしないためには、日ごろから男女にかかわりなく、大勢の人とコミュニケーションして「人慣れ」しておくことが大切です。

ほどよい距離感を取れれば、長期的なパートナーシップを目指すための「婚前交渉」と、欲情に駆られてついつい…の違いを弁えられるようになるでしょう。

わたしは、婚前交渉の存在自体は否定しません。また、実際に婚前交渉の有無で、日本では「聖体拝領せず、祝福で…」などのカトリック教会の教えに基づく習慣の実践は、あまり勧められていないようです。

一方のパートナーがカトリックの教えを信じていても、他方のパートナーが未信者であることが殆どであるため、婚前交渉の是非に対する考え方が全く違うためです。

だからこそ、お付き合いをする男女の方々は年代に関係なく、セックスこそ、たましいとたましいが出会うお付き合いのカタチであることを認め合えるよう、よくよく話し合える関係を築けるといいでしょう。

みなさまに幸せが訪れますように、アーメン。


霊的読書(レクチオ・ディヴィナ)とは、聖書(主に福音書)などを音読し、その中の「ちょっと気になる一句」に心を留めて、祈りのうちに神さまを思い、その一句を通して神さまと語り合うことを指します。ブログ中の聖書の解釈に関する内容は、しぇるりん個人の感想です。聖句そのものと、地理、人間関係などの事実関係は、特別な記載がないものは、日本聖書協会2008年版≪新共同訳 新旧約聖書続編つき≫の解説部分に依拠しています。詳しくは、日本聖書協会発行の≪新共同訳 新約聖書≫≪新共同訳 聖書≫をご参照ください。なお、ミサの朗読福音は、カトリック中央協議会発行の《毎日のミサ》によります。

モルモン教、ものみの塔(エホバの証人)、世界基督教統一神霊協会(統一教)、新天地イエスの証の幕屋聖殿、Apostolic Catholic Church(カトリック使徒教会)は正統派のキリスト教ではありません。「カルト宗教」です。ご注意下さい。

 

「しぇるりん」になりすまし、他の方のブログにコメントを書き込む事例があるとのご指摘を受けました。私は他のブログに書き込みをしません。また「しぇるりん」を騙るニセブログもあるようですが、このブログの書き手とは別人です。ご注意下さい。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村←ポチッとしてください。励みになります。 ポチッとよろしく!

English blog is also available http://shelillelinnecatholictipoff.blogspot.jp/

定番の聖書なら→日本聖書協会《新共同訳 新約聖書詩編付》



わかりやすいと大好評のカトリック入門書



カトリック書籍と聖具は定価で買えるドンボスコ社HPからどうぞ!

ドンボスコ社ネットショップ





Helps meditation and lectio divina according to the Benedictine monastic spirituality.



にほんブログ村 哲学・思想ブログへ<br/><a href=にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへにほんブログ村 カトリック
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 聖書・聖句へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村
<
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←ポチッとしてください。励みになります。 ポチッとよろしく!





« カトリック信徒は再婚できるの? | トップページ | カトリック教会の教えとネット婚活・恋愛を考える »

キリスト教エッセー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1671541/74380493

この記事へのトラックバック一覧です: カトリック教会の教えと婚前交渉:

« カトリック信徒は再婚できるの? | トップページ | カトリック教会の教えとネット婚活・恋愛を考える »