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2018年7月13日 (金)

「不思議のメダイ」と聖カタリナ・ラブレ

ガラリヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。イエスも、弟子たちも婚礼に招かれた。ぶどう酒が足りなくなった。母は召使いたちに「この人が何かいいつけたら、そのとおりにしてください。」と言った。イエスが「水がめに水をいっぱいいれないさい。」と言われると、召使いたちは、かめの縁まで水を満たした。世話役は、ぶどう酒の変わった水を味見した。イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、栄光を現された。

(ヨハネによる福音書2:1~11抜粋)

お元気ですか。しぇるりんです。(^.^)

先日、DeNAベイスターズの試合を見ていたら、侍ジャパンのエースでもある筒香選手が、十字架のネックレスを身につけてバッターボックスに立っておられました。ラミレス監督をはじめカトリックの方が多いチームなので、誰かがお守りとしてプレゼントしたのかもしれない、と拝察しました。

サッカー選手だと、ブラジルのカトリック教会の習慣なのか、ネイマール選手などがロザリオを首にかけてプレーする姿が見られました。ちなみに、ロザリオはカトリックの念珠で、本来は仏教の数珠と同じく、お祈りの回数を数える聖具の一種であり、アクセサリーではありません。

日曜学校、土曜学校、七五三や洗礼のお祝いに「不思議のメダイ」をもらった経験のある方は多いかと思います。

「不思議のメダイ」は、日本では聖マキシミリアノ・マリア・コルベがローマ教皇庁の認可を得て設立した「聖母の騎士会」という信徒の信心会を通じ、「けがれなき聖母が人々の心をイエズスに向ける、聖母の騎士の必須聖具」としてお勧めになったことで、広まりました。

今日は、ご存知の方も多いかとは思いますが、「不思議のメダイの由来」についてお話ししたいと思います。

「不思議のメダイ」は、1830年にフランスのパリにある愛徳姉妹会本部修道院に入会したカタリナ・ラブレへの聖母のご出現を通じて示されたものです。

カタリナ・ラブレは修道院に入って数ヶ月後に、聖母のご出現を経験しました。

後日、彼女は「それは、地球の上に立っているマリア様の絵のようなご出現で、広げた手からは光が輝きおり…この光はおとめマリアに願う人々のために、マリア様が神からいただいてくださる恵みのシンボルです。…聖母のみ頭の周囲には星があり、お姿の周りに「ああ、けがれなくお宿りになられた聖母マリア、あなたにより頼む私たちのためにお祈りください、の言葉が見えました」と語っています。

その裏にカタリナは「Mという文字と十字架、そしてイエスとマリアのみ心」を見たと言います。

そして聖母は「このモデルに従ってメダイを作りなさい。祝福されたメダイを身につけ、『ああ、けがれなくお宿りになられた聖母マリア、あなたにより頼む私たちのためにお祈りください』という短い祈りを唱える人には、神の母の特別なご保護が与えられます」と言われたそうです。

当時、修道院の一志願女、修練女でしかなかったカタリナは、この話を聴罪司祭にだけ話しました。初めは聴罪司祭も懐疑的でしたが、後にパリの大司教にこのことを話しました。

十九世紀の当時、「原罪をまぬがれてけがれのない、無原罪の」をあらわす「Immaculata(英語のスペルではImmaculate)」という言葉は、一部の神学者以外は知られていない、かなり専門的な学術用語でした。

そのため「一志願女が自分の頭の中で描いた妄想であるとは思われない」と、かなり早い時点で判断されたのです。

パリ大司教はメダイを作る認可を与え、最初のメダイは1831年に作られました。

1834年にはこのメダイは「不思議なメダイ」として知られ、ご出現の正邪に関しては、1836年にパリ大司教区の調査委員会によって正式に認められました。

Medai オモテ面には、日本ではおなじみの「悪霊のシンボルである蛇を踏み砕き、全世界の上で両手を広げておられるけがれなきみ心の聖母のご絵と『ああ、けがれなくお宿りになられた聖母マリア、あなたにより頼む私たちのためにお祈りください』の祈りが刻まれています。

「地球」の上に刻印されているのは、ご出現のあった1830年を指します。

裏面を見ると、十字架の下にバーが一本あります。これは、Immaculata(原罪をまぬがれた)の頭文字であるI(アイ)を横向きに描いたものだとされています。横向きのアイと組み合わせになったMは、ご明察の通りマリア様の頭文字であるMです。

その下の棘のあるいばらのあるハートマークは、左側が「イエズスのみ心」、右側が「聖母のみ心」を表しています。

そして、周囲の十二の星は、信徒の上に立てられた教会を表しています。

「不思議のメダイ」を身につけ、常に祈り続けた方が奇跡を体験した、という体験談は、このメダイが普及して以来、数限りなくあります。

ちなみに1806年に17人兄弟姉妹の9番目の子として生まれ、9歳で母と死別し、父親に反対されつも愛徳姉妹会に入会した聖カタリナ・ラブレは、不思議のメダイを示されたご出現を二回受けたのち、1876年に亡くなりました。

聖カタリナ・ラブレは聖母のご出現に関して、数人の長上以外には何も語らず、亡くなるまで高齢者の介護に従事する寡黙な一修道女として生き通したと言われます。

聖カタリナ・ラブレの聖遺体は腐敗することなく、いまもパリの愛徳姉妹会本部に亡くなった当時より若々しく、美しい姿で安置されています。

そのため、この方が70歳まで労働修道女として、介護という重労働に従事して亡くなった、という実感はもちづらいです。

カトリック教会の聖遺骸、は何ら防腐措置を講じることなく、自然ミイラ化するのでもなく、生きている時の姿を保っていることが特徴です。

目に見える奇跡は、時に人の心を動かします。しかし、本当に人の心をたましいから揺さぶり、変えられるのは、けがれなき聖母のみ心に執りなしを願い、祈ることによってです。

私たちは、けがれなき聖母の頼もしい取りつぎを心から信頼し、どんな時にも、自分の思い通りになったわけではなくても、私たちが祈る人々にとって最善の結果をもたらして下さる、と信じることです。

忘れてはならないのは、祈りの「送り先」をはっきりさせておくことです。亡くなったXXさんのため、両親や家族の回心と受洗のため…など具体的に手紙の宛先に住所を書き、内容を書くように、祈りにも「神さまへのお手紙」をつける必要があります。

もし、それが漠然と「いい仕事が見つかりますように」「いい配偶者が見つかりますように」という内容であるなら、自分は何をどうしたいのか、を一つずつけがれなき聖母のみ心に問うて見なければなりません。

そうすれば、何を、どうしたくて、どんな仕事をしたい、どんな人と出会いたい…が自分の中にハッキリして来ます。そうすれば、自然と「祈り」を添える宛先も内容もコトバで明確になって来るでしょう。

「けがれなき聖母のみ心、わたしたちのためにお祈りください」。

司祭の祝福を受けた不思議のメダイをいつも身につけ、いつもこの祈りを心に唱え続けるなら、けがれなき聖母のみ心は私たちのすべてを見通し、いちばん良いものを下さるでしょう。


霊的読書(レクチオ・ディヴィナ)とは、聖書(主に福音書)などを音読し、その中の「ちょっと気になる一句」に心を留めて、祈りのうちに神さまを思い、その一句を通して神さまと語り合うことを指します。ブログ中の聖書の解釈に関する内容は、しぇるりん個人の感想です。聖句そのものと、地理、人間関係などの事実関係は、特別な記載がないものは、日本聖書協会2008年版≪新共同訳 新旧約聖書続編つき≫の解説部分に依拠しています。詳しくは、日本聖書協会発行の≪新共同訳 新約聖書≫≪新共同訳 聖書≫をご参照ください。なお、ミサの朗読福音は、カトリック中央協議会発行の《毎日のミサ》によります。

モルモン教、ものみの塔(エホバの証人)、世界基督教統一神霊協会(統一教)、新天地イエスの証の幕屋聖殿、Apostolic Catholic Church(カトリック使徒教会)は正統派のキリスト教ではありません。「カルト宗教」です。ご注意下さい。

 

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