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2018年6月 8日 (金)

尊者ヴィンセンチオ・チマッチ司祭

「私たちが目の前に置くべき理想は、イエスです 。 基本は、自分をイエスと同じようにささげることで す... 完徳を目指す人は 、十字架を見るべきです。 そして 、実生活の中の毎日の小さな十字架をささげるのです。毎日の自分の務めこそ、神のみ心であることを考えましょう」
(テレジオ・ボスコ著;コンプリ神父訳《チマッチ神父、日本を愛した宣教師》より)

お元気ですか。しぇるりんです。(^ ^)

日本で列尊された尊者で有名な方といえば、神のしもべ、ヴィンセンシオ・チマッチ神父の右に出る方はいないでしょう。

1923年にフランス宣教会から、宮崎県、大分県などの宣教活動及び青少年教育活動のため、イタリアのサレジオ会本部に日本への宣教師派遣の要請がありました。

その時「偉い役職につきたくない。貧しい人々と共に生きたい」と願い出た司祭が、チマッチ尊者です。当時、音楽では王立パルマ音楽院のコーラスのマエストロ、自然農学および哲学博士の称号を持つ方であるにも関わらず、日本宣教団の長という困難の多い役割を引き受けました。

音楽家としてのチマッチ尊者は、カトリック聖歌627番のアヴェ・マリアの作曲者など多くの楽曲の作曲、演奏を手がけられ、上掲のアヴェ・マリアはふるさとイタリアでも歌われています。

↓子どもたちに囲まれたチマッチ尊者

Images

日本に来た当時、小学校一年生の国語の本で日本語を学習していたチマッチ尊者は、国語の教科書にあった詩を歌にしたと伝えられており、「サルとかに」「でんでん むしむし」「うちの子ねこ」「ふじの山」「ねんねんころりよ」「春が来た」などの原曲を作曲したとも伝えられています。


その後、現在のカトリック調布教会、カトリック下井草協会、サレジアンシスターズの招聘、現在のイエスのカリタス修道女会(旧宮崎カリタス修道女会)の設立、ドンボスコ社の創立、サレジオ中学高等学校、サレジオ工業高等専門学校の設立など、いろいろな宣教事業を展開しつつも、常に貧しい子どもらや青少年を忘れたことはなかった方です。

チマッチ尊者は戦前、戦中、終戦後に各地で音楽公演を行いましたが、音楽公演は好意を得ることに役立っただけで、寄付金などは殆ど集まらなかったようです。

宣教師らは長い間、苦しい自給自足の生活の中にあり、本部からの送金を願う手紙をたくさん書いていました。

また、主任司祭から修道会の責任者まで、実にさまざまな役割をこなしつつ、清貧を生きることを大切にした方でもありました。

チマッチ尊者は、長上職につくことを好まず、「モンシニョール(教区長)」に就任した際、ふるさとイタリアの教え子らが送ろうとした教区長の祭服を「それを売って、貧しい人々に施してください」と断るほど、「一人の宣教師」であることにこだわりました。

尊敬されるよりも長上への従順を、重んぜられるよりも一人の宣教師としての活動を好まれたようです。

冒頭にある神学生らに送った言葉の中で「完徳を目指す人は 、十字架を見るべきです。 そして 、実生活の中の毎日の小さな十字架をささげるのです。毎日の自分の務めこそ、 神のみ心であることを考えましょう」というひと言がチマッチ尊者の全てを表しているでしょう。

毎日の小さな十字架を捧げること、毎日の自分の務めこそ、神のみ心であると考えるなら、辛い時にも、悲しい時にも十字架上で苦しみに遭われてなお、愛に満ちておられたキリストの道に従うことができるでしょう。

自分の十字架とて、背負うのはラクではありません。投げ捨てたくなることも多々あるのが、日々の十字架でもあります。

主にいただいた今日一日をすべて任せきりたいと願うなら、日々の小さな十字架を担って一日を過ごす勇気もひねり出せることでしょう。

実際のところ、今日のたった一日とて思い通りにならなければ、私たち凡人はイライラしてしまいます。

そんな私たちを尊者チマッチは、やさしく慰めてくださいます。

このブログを読まれる方々にも、サレジオ会系学校の卒業者や、関係者は大勢おられるでしょう。

どうか、尊者チマッチの列福のため、常に日本と日本人を心から愛し、慈しんでくださったそのお気持ちへの敬意をもって、尊者チマッチ司祭の執り成しを願ってお祈りいただければと思います。

霊的読書(レクチオ・ディヴィナ)とは、聖書(主に福音書)などを音読し、その中の「ちょっと気になる一句」に心を留めて、祈りのうちに神さまを思い、その一句を通して神さまと語り合うことを指します。ブログ中の聖書の解釈に関する内容は、しぇるりん個人の感想です。聖句そのものと、地理、人間関係などの事実関係は、特別な記載がないものは、日本聖書協会2008年版≪新共同訳 新旧約聖書続編つき≫の解説部分に依拠しています。詳しくは、日本聖書協会発行の≪新共同訳 新約聖書≫≪新共同訳 聖書≫をご参照ください。なお、ミサの朗読福音は、カトリック中央協議会発行の《毎日のミサ》によります。

モルモン教、ものみの塔(エホバの証人)、世界基督教統一神霊協会(統一教)、新天地イエスの証の幕屋聖殿、Apostolic Catholic Church(カトリック使徒教会)は正統派のキリスト教ではありません。「カルト宗教」です。ご注意下さい。

 

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